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私は「いい嫁」でいれば、幸せになれると思っていた

私は「いい嫁」でいれば、幸せになれると思っていた


こんにちは。ままんです。
今日は少し、昔の私の話をします。
正直に言えば、
思い出すとまだ胸の奥がチリっとする話です。
でもこれは、私の人生の大きな出来事でした。

嫁いだ日から、私は“役割”になった


私は、うつ病を抱える姑と、モラハラ気質の舅、そして男の子2人兄弟の次男と結婚しました。若かった私はこう思っていました。
「いい嫁になれば、うまくいく」
「頑張れば、いつか認めてもらえる」
本気でそう信じていました。 

数年後、義兄が結婚、義姉は結婚直後に言いました。
・結婚式はしません
・親戚付き合いもしません
・私たち夫婦に関わらないでください
私は衝撃を受けました。 


なんて冷たい人なんだろう。
家族って、そういうものじゃないでしょう?
私は心の中で、義姉を少し軽蔑していました。

姑に呼ばれれば、私は走った


姑の近くに住んでいた私は、自然と“対応係”になりました。 


1日に何度も鳴る電話。
夜中の不安定な訴え。
突然のトラブル。
私はそのたびに駆けつけました。


「嫁だから」
「私がやらなきゃ」


正直に言います、本当はしんどかった。
でも、“いい嫁”でいることで、私は自分の存在価値を保っていたのかもしれません。


姑は義姉にも電話をしていました。
でも義姉は言ったそうです。
「何度も電話をかけないでください」


当時の私は腹が立ちました。
でも今ならわかります。あれは冷たさじゃない。
あれは姑の性格を分かっていたうえでの最善の対応だったのでしょう。

11年目の夏


ある暑い夏の日。
夫は静かに言いました。
「浮気相手と一緒になりたい。離婚してほしい」
その瞬間、私の11年が音もなく崩れました。


介護も、親戚付き合いも、我慢も、努力も、全部。
私は必死で守ってきたつもりでした。


でも守っていたのは、私だけだったのかもしれません。


最後に姑から言われた言葉。
「浮気されたのはあなたが悪い」あの言葉は、今でも忘れられません。


私は息子の手を握って、家を出ました。
振り返ったとき、そこに私の居場所はありませんでした。

11年の“嫁”とは何だったのだろう

数年後、相続の話が出ました。
提示された財産は100万円。
それだけのはずがない、そう思いました。


でも、争う気力はもう残っていませんでした。
あのとき私は、ようやく気づいたのです。
私は家族の一員ではなかった。
“都合のいい嫁”だったのだと。

義姉は、冷たかったのではない


今ならわかります。義姉は、
距離を守り
家庭を守り
お金を守り
自分を守った、ただ、、それだけのこと。
私は、守らなかった。いえ、守り方を知らなかった。
「尽くせば愛される」
「我慢すれば報われる」
それは幻想でした。

それでも、私は後悔していない


悔しさはあります。
怒りもありました。
でも、あの11年があったから私は今、自分を守ることを知っています。


境界線を引くことは冷たさではない。
自分を優先することは、わがままではない。
人生は、戻ってこない。


だから今、声を大にして言いたい。
どうか、自分を後回しにしないでください。
誰かの期待より、あなたの人生を大切にしてください。


あの頃の私のように、「いい人」でいようとしすぎないで。あなたは、あなたのままで十分なんです。

最後に


あの11年は、もう戻りません。
でも私は、あの時間を「無駄だった」とは思いません。


あの頃の私は、必死に、精一杯、生きていました。もし今、同じように苦しんでいる人がいるなら、
どうか一人で抱え込まないでください。
あなたがどれだけ尽くしても、
守ってくれない人はいます。


でも、あなたが自分を守ると決めたその瞬間から、人生は、少しずつあなたの味方になります。

あの日、家を出るとき。
私は、息子の小さな手を握っていました。
何も聞かず、
何も責めず、
ただ黙って、私の手を握り返してくれたその手。
私はあのとき、「この子を守らなきゃ」と思ったつもりでした。


でも今ならわかります。本当は息子が、私を守ってくれていたのだと。


泣きながら歩いたあの帰り道で、それでも前に進んでいけたのは私が“母親だったから”ではありません。
誰かの嫁でもなく、誰かの期待に応える人間でもなく、ただ、「生きていい」と思えなかった私を、
息子が、そっと現実につなぎ止めてくれていたから。


もし今、限界の中にいるあなたがいたら。
どうか覚えていてください。
あなたが守ろうとしているその誰かは、もしかしたら、あなたが思っている以上に、あなたのことを大切に想っています。


そして、あなたが一番守ってあげなければならなかった人は、ずっと、あなた自身だったのです。

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